11.場所

はじめに
場所というのはオーディエンスやユーザーがコンテンツと出会う場所はどのようなところであるのかという内容です。

ー目次ー
◆テーマパーク
◆コンテンツツーリズム(聖地巡礼)
◆ARがつなぐ物語と場所
◆まとめ
◆参考文献

テーマパーク


テーマパークというは日本では、特定のテーマ(特定の国の文化や、物語、映画、時代)をベースに全ひれ体が演出された観光施設を指すものであり、日本で代表されるのは皆さんご存知、東京ディズニーリゾート(TDL,TDS)やユニバーサルスタジオジャパン(USJ)などがあリます。
これらのテーマーパークのコンテンツはどのような特徴があるのか見ていこうと思います。

まず初めにディズニーリゾートを見てみますオリエンタルランドでは
ディズニーに対する徹底的な世界観と統一を心がけています。
それに現れているのが、パーク内からは外の景色がみえないような工夫がなされているのです。
これはディズニーというブランドや世界観を徹底することでユーザーがコンテンツに対しての非日常感を感じることを大事としているからです。

工夫としては
・土を高く盛り、さらにそこに木を植えて、外が見えないようにしているからです。土は高いところでは15メートル以上、低いところでも10メートル以上は盛られています。
 パーク内に入ると建物などに巧みに隠されてしまうのですが、外周を回るとパーク内の各所に土が高く盛られているのがよくわかります。

中から見てわかりやすい場所は、「トゥーンタウン」の入り口を入ってすぐのところです。ここだけやや不自然に木が高く生えているのがわかると思います。

続けてユニバーサルスタジオジャパン(USJ)を見ていこうと思います
USJは他のテーマーパークと打って変わって、様々なコンテンツが入り混じり
ときには期間限定で進撃の巨人やエヴァンゲリオンなどともコラボしている
※近いうちに任天堂ともコラボし施設ができる予定です。

そんなUSJは扱うテーマーパークでありながら扱うコンテンツが自由なのです
それ故に他の面でもディズニーと比較すると自由であり
仮装に関する服装や公演するパレードなどもユーザーが参加しキャストと一緒に踊るなどの場面も見受けられるのです。

 USJはハリウッドをコンセプトとしつつ流行りや話題のもの
ハリーポッターやバック・トゥ・ザ・フューチャー、スター・ウォーズなどの長き人気に渡る作品ともコラボしています。

2つを例に上げてテーマーパークというのはユーザーにとって自らが足を運ばせて直接世界観を体感し、コンテンツとユーザーを繋ぐ場所です。

◇コンテンツツーリズム(聖地巡礼)

次に聖地巡礼について説明していきたいと思います。
そもそも聖地巡礼とは正式には,宗教的意義を持つ地を聖地と呼び,その聖地を巡る行為を聖地巡礼と呼ぶ。現代の皆が使っている聖地巡礼はコンテンツツーリズムと呼ばれる観光行動の一種とされ,同義語として「アニメツーリズム」と呼ばれるものです。

説明に出てきたコンテンツツーリズムについて、地域に関わるコンテンツ(映画,テレビドラマ,小説,まんが,ゲームなど)を活用して,観光と関連産業の振興を図ることを意図したツーリズムという意味を表します。

そんな聖地巡礼ですが、近年ではアニメ等の二次創作や46シリーズなどを始めとする文化の影響で盛んに行われています。

例として乃木坂46の聖地を説明します。

乃木神社
ファンならみんな知ってる場所
メンバーの成人式が行われたり、メンバーの絵馬があります。
乃木坂だけではなく欅坂のメンバーの絵馬もあります。
メンバーの絵馬を探すのもファンにとっては一つの楽しみなのです。

このように実際のアイドルが神社にて絵馬を書いておりファンにとっては
直筆でかいた絵馬であることによりより近くにいる親近感が湧くので大切な場所になります。

乃木坂
乃木坂46の名前の由来の坂。
『ハルジオンが咲く頃』のPV撮影も行われており
六本木駅などにも近いです。

乃木坂について取り上げるとこのように名前に地名が入っているくらいなので
実際にその土地に行くとファンとアイドルたちを繋ぐものが数多くありそこが生地になるのです。
これは、乃木坂に限ったことではなく欅坂や他の48グループ
はたまた地下アイドルなどもファンにとっての聖地というものが必ずあり
欠かせないものファンであれば一度入ってみたい場所になっています。

続けてアニメーションの方からみていきたいと思います。
アニメーションというは決定的な特徴としてバーチャルの世界にて展開されているということです。近年は2.5次元など二次元をも垣根を超えて活動されているものもありますが、画面やゲームの中という常識は今もなお残っていると思います。
そこでアニメラブライブを取り上げたいと思います
ラブライブとは秋葉原にある高校の「スクールアイドル」を目指す少女たちがアイドルになることを目指し奮闘する物語になっています。
そのアニメーションの中で体力づくりのために神田明神の男坂の階段をのぼる姿が何度も見られます。

これは、実際に存在しているものであり三次元にも実在することはキャラクターの生活体験を実感する上で食べ物を食べるシーンもそうですが、場所についても「観客が自身の身体経験を通す」ことで、作中の人物がより「生きている」と実感できるのではないかと思います。

他のアニメでも、舞台が丸々実在の街であったり、村であったりするとファンにとってはキャラクターが行動を起こした地に足を運び、アニメシーンやその時の出来事を一人はたまた友人たちと共感し共有することもまたファンにとっては喜びです。
オーディエンスとファンとが繋がれる場所として聖地というのはその時その時の瞬間や作品、人物との結びつきなどを強めてくれその作品に対してより愛が深まるそんな意味を持つと思います。

ARがつなぐ物語と場所について
次にARがつなぐ物語と場所について話します。
ARは、「拡張現実」を指します。実際にある画像や映像とCGを合成することで、現実の世界に仮想空間を作り出す技術です。
特徴は、ゼロから新たに作り上げるのではなく、現実世界の情報に別で作り上げられた情報を加えて、現実を「拡張」するということです。
代表的なものとしてGPSやカーナビ、近年ではスマートフォンのアプリにてPokemonGOやスノー、Snapchatなどのアプリケーションも登場しており盛り上がりを見せている産業であります。そんなARについて触れていきたいのがPokemonGOです。

PokemonGOは2016年にポケモンを現実世界とリンクさせて
アプリを起動した状態で街中や公園を歩くと、GPSを利用して作り上げられた世界にポケモンが登場します。現実の世界にポケモンが現れたようにスマートフォンの画面上に映し出され、現れたポケモンにボールをスワイプして捕まえるゲームです。特定のポケモンを入手できる場所に大勢の人が押し寄せるなど、社会現象にもなりました。
そんなPokemonGOについて、今までバーチャルの中だけだったポケモンが現実の世界にて現れ拡張現実としてあたかもそこにいるかのような体験をできるのは画期的なことでファンとしては大変喜ばしいことです。

つまりユーザーによってARの存在はいつでもどこでもそこがコンテンツと繋がれるツールになり、ARもコンテンツとユーザーの架け橋になっていると言えます。

今後のARについての展開として、アプリケーションなどの枠に当てはまらず
観光領域などにも発展していきその場所の歴史や地域の情報などをリアルタイムでチェックするなどに活用されてい行くことにも注目されます。例えばアニメーションやアイドル、テーマパークなどのコンテンツにもARが活用され行った先で
スマートフォンやHMDをかざすとキャラクターがその場所で動いたり話したりする機能などがあるともっと面白くなるのではないかと思います。

◇まとめ


今回話した場所について、コンテンツとユーザーにとっての場所とは
大枠として世界観というものが根底としてあり、その地に行った先にユーザーの感情や感覚を揺さぶるものであると思います。さらに入った先々での感情や共有新たにそこで培う思い出なども含めてのコンテンツ、エンターテイメントでありファンやユーザーにとってはとてもワクワクする心躍る場所であるのです。

◇参考文献

https://cs.myjcom.jp/jplus/articleDetail?cn=20161018210446

https://pretiaar.com/artimes/article/12101/#guanggaruAR_huo_yongno_ling_yu

https://yurucamelife.com/disney-vs-usj/https://shuchi.php.co.jp/article/2139https://www.kk-bestsellers.com/articles/-/2378/2/

担当者:宮井勇希

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